別居しても離婚しない夫婦のメリットとは

別居しても離婚しないのは何故？離婚しない夫婦のメリットとは

長期間別居しているのに離婚しない夫婦は多く、その理由にはさまざまなメリットがあることが考えられます。

ここでは別居しているのに離婚しない理由やメリットについて紹介します。

別居しているのに離婚しない理由とは

別居しているにも関わらず離婚しない理由にはどういったものがあるのでしょうか？
その理由には次のようなものが挙げられます。



夫婦にとって最も気になるのが子どものことでしょう。
子どものことを考えると、すぐに離婚というわけにはいかないはず。

別居しているのに離婚しない夫婦は子どもが成人するまで、大学を卒業するまでなど、子どものことを考えて期限付きで離婚を踏みとどまっていることが多いです。

つまり、大人の問題で子どもの心を傷つけないようにというのは親心というわけです。


これは事務的な問題ですが、離婚は結婚よりエネルギーがいるという言葉の通り、
離婚の際はやるべきことがいろいろとあり面倒です。

たとえば、結婚生活の中で夫婦がお互いに作った財産の分与や子どもの養育費、親権など、きちんと話し合う必要が出てきます。

特に養育費や財産分与などお金に絡むことは将来の生活を考えるとお互いに感情的になりがちです。

そのため、スムーズに話が進まないこともあるので時間が多く必要になってしまうこともあるでしょう。


テレビなどではバツイチという言葉がよく使われるようになっているほど寛容になってきています。

ただ、芸能人ならともかくですが、
一般の人はまだそこまで寛容にはなっていないのが現状です。

と言いますのも、離婚というのは夫婦だけの問題ではなくお互いの両親や兄弟、
親族などが関わってくるためそれらの人から了承されないことがあるからです。

離婚しないで別居を選ぶメリットとは

さて、離婚しないで別居するメリットとは離婚するより
恩恵が多く受けられることにあるでしょう。

では、どういった恩恵があるのでしょうか？


まず、離婚しない第一のメリットとして婚姻費用がもえらえることが挙げられます。

婚姻費用とは生活をするために必要な費用のことであり、
別居したとしても婚姻関係が続いていればもらうことができるものです。

民法第760条により、夫婦の収入に応じて分配することが決められています。

一般的に妻の方が夫より収入が少ないことがほとんどなので、
妻は夫から婚姻費用をもらうことが可能です。

ですが、離婚してしまうとこの婚姻費用をもらうことができません。
また、養育費についてももらえるかどうか分かりません。

もし、夫が養育費を払ってくれない場合裁判所に申請する必要があるため
非常に手間と時間がかかります。

そういったことから、離婚してしまうと妻は経済的に苦しくなる場合が多いです。

離婚しないで別居し続けた方が婚姻費用をもらえるためメリットが多いことを
知っておきましょう。


別居して離婚しないメリットには子どもを片親にしなくて済むことも挙げられます。

離婚はしたいと思っていても、いざ子どものことを考えると別居に踏みとどまってしまうことは多いでしょう。

さらに、子どもから離婚しないで欲しいと言われていればなおさらです。

両親が離婚したいと思っている気持ちと、子どもが離婚しないで欲しいと言う気持ちをどちらも満たせるのが別居という方法です。

つまり、 別居しても離婚しないと子どものことを傷つけることなく片親にもせずに済みますが、離婚しているようなものなのでメリットが多いのです。


離婚しないで別居して距離をおけば、夫婦お互いを見つめなおす時間が作れます。

別居すると冷静になる時間ができるため、いやな相手から離れられますし、
ものごとを冷静に考えることができます。

いざ冷静になって考えてみれば離婚するほどではないのかも・・と
思えるかもしれません。

一時的な感情で離婚してしまい後悔してしまうと、取り返しがつきません。

いざ離婚してしまうと復縁するのは非常に難しいですが、別居なら夫婦関係を修復できる可能性はゼロではありません。

離婚の手続きは非常に手間も時間もかかりますし、離婚すれば子どもの心が
傷付いてしまう可能性もあります。

ですので、いったん別居して冷静になれば本当に離婚する必要があるのかどうか ゆっくりと考えることができるので、離婚しないで別居するメリットは多いと言えるでしょう。

まとめ

離婚しないで別居する理由やメリットについてまとめてみました。

離婚してしまうと復縁するのは非常に難しいですが、
別居ならいざとなれば復縁するのも可能です。

また、離婚すると子どもの心に傷が付いてしまうこともあります。

もし、今離婚しようかどうか迷っている方はここでご紹介したことをご参考になさってみていただき、離婚までにじっくり考える時間を取ってください。

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