別居婚を考えている夫婦に知ってもらいたい別居婚のコツ
別居婚で夫婦仲が良くなる?正しい別居婚のやり方
共働き家庭が増えている昨今、「結婚したからといって必ずしも一緒に済む必要はない」と考え、別居を選択する夫婦も増えています。
今回は、別居婚で円満な夫婦生活を営むコツについてご紹介していきます。
別居婚を視野に入れている方はぜひ参考にしてみてください。
別居婚とは
別居婚とは、夫婦が入籍しても一緒に家に住まない結婚の形のことを言います。
別居婚は、お互い一人暮らしをしているケースがほとんどですが、親の介護が必要だ、など事情がある場合は、夫か妻が自分の両親と住んで、もう一方は一人暮らしをする、というケースもあります。
週末婚も別居婚の一つの形です。
週末婚は、平日はそれぞれの生活を営み、週末になるとどちらかの家に泊まる、
という結婚の形です。
別居婚が向いている夫婦の特徴
次に、別居婚が向いている夫婦の特徴についてご紹介していきます。
共働き
別居婚の必須条件は、どちらも働いているということです。
別居となれば、それぞれ家を借りるか買うかして、自分自身の面倒を
自分でみる必要があります。
そのため、経済的・精神的に自立しておく必要があるのです。
共働きでも、ワーキングプアやブラック企業勤務など、仕事での状況が思わしくなかったり、低所得だったりした場合には、別居婚は向きません。
なぜなら、別居婚は同居よりも圧倒的にお金がかかるからです。
つまり、ある程度豊かな共働き家庭が別居婚に向いているということです。
期間限定
期間を決めずに別居婚を始める人でもうまくいっているケースはありますが、
やはり多いのは期間を区切って別居をするケースです。
転勤の数年間は別居するとか、子供ができるまでは別居する、
など期間が決まっている方が夫婦関係はスムーズにいくようです。
どちらかが数年間の転勤になった場合、
ついていくとなれば仕事を辞めざるを得ません。
一度退職してしまったら、新しい勤務先をみつけるのは容易ではない場合が多々あります。そのため、キャリアのことを考えると、期間限定別居は理にかなっていると言えるでしょう。
信頼関係がある
別居婚に必ず必要なことは、夫婦間の信頼関係です。
別居となれば、毎日相手がどのような生活を送っているのかほとんど知ることができません。
相手に会えなくても、お互いのことを大切に思っていて裏切るようなことはしないという信頼関係なしには、別居婚の維持は難しいと言えます。
別居婚の問題点
次に、別居婚の問題点についても確認しておきましょう。
別居婚は違法?
夫婦間には同居の義務があります。民放752条には、
「夫婦は同居し、お互いに協力し、扶助しなければならい」と書かれています。
そのため、「別居婚は法律違反なのでは」と考える人も多いようです。
ですが実際には、別居していたからといって罪に問われることはありません。
罪に問われるのは、合意なしにどちらかが一方的に家を出た場合です。
同意なしに一方的に家を出た場合、夫婦の義務を放棄しているとして、離婚の事由になり得ます。
別居していたことによって、離婚することにならないように、別居する前には、きちんと別居がお互いの意思によるものだと確認しておく必要があるでしょう。
浮気のリスク
別居すると、浮気をするのはとても簡単になります。
浮気のリスクは高まるのは必然です。
結婚している身分で浮気をすると、それは不倫と言われます。
不倫がバレたら離婚を求められるかもしれませんし、慰謝料(相場は50万〜300万円ほど)を請求される可能性があります。
別居したことによって、「浮気してもどうせバレないだろう」と気が緩んでしまっては、取り返しのつかないことになります。
生活費がかかる
同居すれば、生活費を抑えることができ、将来のために貯蓄ができます。
ですが、別居婚の場合、支出が多くなってしまう、というデメリットはあります。
別居婚がうまくいくコツ
さいごに、別居婚がうまくいくコツについて確認しておきましょう。
ポジティブな理由で別居する
嫌いになったから、などネガティブな理由での別居は、関係修復につながることは稀です。離婚したくないなら、別居はポジティブな理由があるときだけにしましょう。
ルールを決めておく
週末は必ずデートする、など、二人のなかでルールを決めておきましょう。
二人の将来について話す
別居婚で会う頻度が少なくなると、「結婚している意味あるのかな」と感じてしまうこともあります。
そういったことを避けるために、二人で積極的に将来について語り合い、お互いの大切さを認識しておきましょう。
最後に
今回は、別居婚がうまくいくコツについてご紹介しました。
夫婦の形は様々です。
常識にとらわれず、自分にあった生活スタイルを選びましょう。
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