夫婦が離婚するのは何年目?離婚の多い時期は?

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探偵に聞いてみた

離婚が多い時期は?結婚何年目で離婚する夫婦が多いのか

離婚が多い時期は何年目?

新婚当初はラブラブな夫婦でも、時がたつとともに関係性は変化していきます。

円満な夫婦の場合、二人の間の感情は恋愛から家族愛に変化し、
生涯を共にするパートナーとして信頼を深めていきます。

ですが、近年では、ときとともに二人の愛情や信頼感が強まるどころか、
愛情が消え失せてしまう場合もあります。


そういった場合、夫婦は離婚という決断をせまられます。

せっかく生涯をともにすると決意したふたりなのに、
そんな結末になってしまうのは悲しいですよね。

今回は、離婚が多い時期を解説しながら、離婚にいたらないためには
どうすればいいのか、をご紹介していきます。


離婚が多い時期は結婚何年目?

@2年〜5年目


結婚後、2年〜5年がまず最初の離婚危機が訪れやすい時期であり、全体を通しても最も離婚率が高い時期でもあります。

厚生労働省の厚生労働省の人口動態統計月報年数を見ても、5年未満の離婚が全体の3割を占めています。その中でも離婚率が高いのが、結婚2年目です。

結婚する前は、週末にデートするぐらいの間柄だった二人でも、
一緒に住むとなるとこれまで知らなかった相手の本性を知ることになります。

家事の分担でもめることもあるでしょうし、
金銭的にだらしないことが発覚することもあるかもしれません。

結婚してしばらくしてからどちらかが借金をしていた、ということが発覚するケースも多いのです。

こうしたズレから「やっぱり結婚するべきではなかった」と夫婦が感じやすいのが、2〜5年目なのです。

特に結婚2年目に危機を迎えやすい理由は、ちょうど子どもが生まれる時期に重なりやすいことが挙げられるでしょう。

子育ては家庭環境を大きく変えます。

仕事の休職や辞職、夫婦のスキンシップの減少、慣れない子育てへの苛立ち。
父親が育児に協力的でない場合は、より溝を深めてしまいます。

結婚5年目以下で離婚してしまうのは、結婚前にお互いのことをあまり
深く知らなかったことが原因の場合が多いです。

ですから、スピード結婚もけっこうですが、ある程度二人の間で信頼関係を
築いてから結婚するほうが、結婚後のリスクが低くなることは確かでしょう。

「どうしても離婚したくない」という場合は、結婚前に同棲期間を設けてみるのも一案です。


一緒に生活することで、お互いの生活リズムや価値観が許容できるものであるかが分かるでしょう。

A5年〜10年目

次に離婚が多いのが、結婚5年〜10年目です。
離婚件数全体の2割を占めます。

この時期に離婚が増える理由の1つが、子どもの小学校入学です。

子供のために我慢して一緒に過ごすのか、それとも、潔く離婚することが子供のためになるのか。

5年目までにうまくいっていなかった子どもがいる夫婦の場合、
離婚の決断は子どもが小学校に上がるまでに下されることが多いのです。

なぜなら、いったん小学校に入ってしまったら、離婚したとき子供の苗字を変えなければならず、子供に居心地の悪い思いをさせてしまう可能性があるからです。

そのため、6年目あたりがひとつのピークになります。

また、10年目あたりも危ない時期です。

一般的に夫婦の年齢が30代半ば〜後半にさしかかるこの時期は、
仕事で要職につきはじめるころで、家庭ですれ違いが起こりやすくなります。

この時期の離婚を回避するには、夫婦の対話を忘れず、互いにいたわりあうことが大切でしょう。


お互いに子育て・仕事で忙殺され、余裕がない日々が続くかもしれません。
ですが、相手を責めたてるばかりでは険悪になる一方です。

「お疲れさま」「いつもありがとう」を口にするだけで、リスクを減らすことができるはずです。


A20年〜25年目


次に多いのは結婚20年〜25年目までの夫婦です。

このケースは、「子供が成人するまで、または大学を卒業させるまでは離婚しない」と決めているケースが多いのです。

子はかすがいと言いますが、やはり離婚の一番大きな障壁は子供でしょう。

子供がいると、夫婦の折り合いが悪くても「子供のために」と
夫婦関係を続ける決断をする人が多いです。夫婦の関係は流動的なものです。

一時はラブラブな夫婦でも、あるときは険悪だったり、
また愛し合うようになったりします。

ですから、離婚を考えても「子供が成人するまでは夫婦を続けて行こう」と
決意することで、いつのまにか、夫婦仲が改善し、子供が成人するころには、
すっかり離婚しようという意志は消えていた
、ということも考えられます。

ですから、「子供が一人前になったら離婚しよう」と夫婦の話し合いで決まったと
しても、あなた自身が離婚したくないという決意がかたいならば、日々の生活を
見直すことで、離婚を食い止められる可能性は充分あります。

そのためには、まず、離婚原因は何か、ということをきちんと見極める
必要があります。

たとえば離婚しようとなった引き金がどちらかの浮気だとします。

その場合でも表面的に「私(俺)が浮気したから夫婦関係がだめになった」と考えるのではなく、「どうして浮気してしまったのか。どうして浮気させてしまったのか」について考えていく必要があります。

大切なのは、あなたが夫婦を続けたいという意志をもち、その目標のために誠実に日々努力をしていくということです。


B35年目〜40年目


次に多いのは、結婚35年目〜40年目、いわゆる熟年離婚というものです。

会社を定年し、年金生活に入ったあたりで「もうこれ以上我慢したくない」と離婚を切り出すケースが増えています。

定年後に離婚を切り出されたほうは、寝耳に水で、「いきなりなに?」と驚くことが少なくありませんが、離婚を考えていた方は実は虎視眈々と離婚を狙っていたということがよくあります。

そういった場合は、いくらあとから取り繕っても
離婚の意志を覆すことは難しいでしょう。

このパターンでは、仕事にかまけて家庭をまったく顧みなかった夫に、妻が三行半をつきつけるケースが大半です。



「定年したら妻との時間を大事にしよう」と考えている男性が多いですが、
妻が本当に夫を必要としている時期は定年後・老後ではありません。


子育ての真っ只中の時期、両親や義父母の介護の時期、
そういう夫婦で乗り越えるべき時間をどう過ごしてきたかが大きなポイントになります。

定年後、老後にいきなり離婚を言い渡されることがないようにするには、
夫婦間のコミュニケーションが欠かせません。

いくら忙しくても、夫婦で会話をする時間はしっかり設けましょう。


感情的にならず、自分の気持ちをまっすぐ伝え合うことで、夫婦の信頼感は深まります。

熟年離婚を避けるためには、親しき中にも礼儀ありで、親密でありつつもお互いを敬う気持ちを忘れないでいることが大切です。


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