不審者の侵入対策と不審者に侵入されてしまった場合の対処方法とは
不審者を侵入させない対策と侵入された場合の正しい行動とは
学校などの施設は、門が空け放されていることも多く、簡単に不審者が侵入できてしまいます。不審者を侵入させないためには、日ごろの対策が重要になってきます。
今回は、不審者を親友させないための対策と、万が一侵入された場合、どういった行動をとるべきなのかについて簡単に解説していきます。施設などの運営を行っている方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
学校などの施設内における不審者の侵入対策とは?
@ 見晴らしをよくする
不審者は、侵入しやすく、侵入がばれにくい建物を選びます。
そのため、一見して、「ここに入ったらすぐにばれてしまいそうだ」「防犯意識が高そうな施設だからやめておこうかな」と思わせることで、不審者に侵入を躊躇されられることができます。
たとえば、これまで植え込みやブロック塀などで、見通しがきかなかった場合、
ブロック塀を撤去し、フェンスなどに改修することで、見晴らしをよくし、不審者に侵入を躊躇させることができます。
窓を大きな透明のものにすることも効果があります。
施設の改築を行う場合は、中から外の様子がよく見通せるようにしておくと、
不審者の侵入を防止する効果が生まれます。
A 入るハードルを高くする
不審者が侵入できる経路を一か所にしぼり、入るためのハードルを作ることで
侵入対策につながります。
具体的には、入り口に警備員を配置する、受付で名前を記入し、名札をつけてからではないと侵入できないようにする、といった対策があげられます。
受付で名前を記入するとき、たとえ偽名を書くことができたとしても、
多くの人は、自分の筆跡が残ることを躊躇します。
入り口が一か所しかなく、警備員がいて記入が必要であることが外から見て
分かれば、不審者侵入の抑止力になります。
B 防犯設備を利用する
各種防犯設備を利用することも侵入対策として効果的です。代表的なのは、入り口に取り付けられた防犯カメラでしょう。
防犯カメラは録画できて、あとから確認できるタイプがお勧めです。
また防犯カメラを一見して分かる場所に取り付けることも抑止力になります。
C 地域と連携する
地元の警察などに相談し、侵入対策を強化することも有効です。
D 防犯マニュアルを作成する
侵入対策を行った後は、その後適宜確認・アップデートしていく必要があります。そのため、防犯マニュアルを作成しておくのがよいでしょう。
どのような防犯対策を行っており、どのように運営するのかを明文化し、
定期的に確認・アップデート行いましょう。
防犯グッズの進化は日進月歩ですし、それにともなって不審者側も様々な対策を練ってきます。一度対策をおこなって後はほったらかし、ではなく、適宜見直していく必要があるのです。
不審者に侵入された場合の正しい行動とは?
次に、不審者に侵入されてしまった場合の正しい行動について確認しておきましょう。
@ 不審者かどうか見極める
まずは、不審者かどうか確認する必要があります。受付を無視したり、おかしな言動をしていないかを確認しましょう。
普通の人をよそおっている場合には、侵入した理由を尋ねてみましょう。
施設内にいる人に用がある、と関係者である旨を主張してきた場合は、名前、部署、学年、などすらすらと答えられるか聞いてみましょう。
A 安全を確保する
不審者が侵入したと分かった場合、最優先すべきは施設内にいる人・子供の身の安全です。
防犯マニュアルにしたがって、避難・保護を行いましょう。
こういったときのために、防犯マニュアルには避難経路などを明確にしるし、
避難訓練を定期的に行っておく必要があります。
B 退去を求める
不審者が施設内に侵入してきた場合は、退去を求めましょう。このときの対応は非常に重要です。
不審者が激高し、暴力行為に及ばないためにも、丁寧に説得を試みましょう。
不審者が凶器を隠し持っている場合もあるので、不審者には近づきすぎず、
何かあったらすぐに逃げられる距離を保ちましょう。
C 警察に連絡する
暴力的な言動をしたり、凶器を持っている場合は、無理に説得しようとすると危険です。
そのような場合は、速やかに110番し、警察に事情を話しましょう。
また、しばらくの間は、警察に付近を巡回してもらうように要請しましょう。
家族と自分の身の安全を守る対策が必要
不審者を立ち入らせないためには、日ごろの対策が必要です。
また、どんなに対策を行っていたとしても、不審者に侵入されてしまう可能性は
ありますので、いざというときのためにマニュアルをしっかり整備し、
避難訓練などを定期的に行っていく必要があります。
「防犯対策はばっちりだから大丈夫」と慢心することなく、
気を引きしてめて防犯対策を行いましょう。
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