離婚のデメリットは?専業主婦が離婚して後悔した理由

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探偵に聞いてみた

専業主婦が感じた離婚のデメリット、離婚を後悔する理由とは


働いている男女の場合、離婚することになったとしても、経済的には
「離婚したらすぐに生活に困る」ということはありません。

ただし、専業主婦の場合には、離婚することで生活の糧を失うことになります

そのため、一時の感情にながされて離婚を急いでしまったことで後悔することもあります。今回は専業主婦が感じがちな離婚のデメリットについて簡単に解説していきます。

離婚について検討している方はぜひ参考にしてみてください。

専業主婦が感じる離婚のデメリット

1. 子供を一人で育てなければならない


子供がいる場合、離婚時にどちらが親権を持つか決めておく必要があります。

日本は、親権に関しては女性が有利な国なので、9割以上の確率で親権をとることができます。

ただし、生活力がなく、精神的な疾患も抱えている場合は、親権を父親にとられてしまう可能性があります

経済的、精神的に安定しているかは、親権を決めるときに多いに考慮されることなのです。

ただし、専業主婦でも親権をとることは難しくはありません。

働ける健康な心身と就業の意思があれば親権を勝ち取ることは可能です。

ただし、親権を勝ち取れたとしても子供をひとりで育てていかなければならないという重荷はのしかかります。

両親が助けてくれる場合はいいのですが、両親の力を借りることができず、小さな子供をひとりで育てていくのは大変なことです。

とくに、離婚して新しい仕事を始めながらの子育ては容易ではありません。

子育ては母親と父親がそろっている家庭であっても苦労の連続です。

離婚してしまったら、子育ての苦労をひとりで背負わなければならないというデメリットが発生する可能性があるのです。


2. 仕事を探さなければならない


次に問題となってくるのが仕事です。
専業主婦は立派な仕事で、家事はスキルとクリエイティビティが要求される行為です。

しかし、いくら家事が得意で、長年真剣にとりくんできたとしても、就職活動市場においてはキャリアとはみなされません。

一部、家事や清掃の派遣の仕事などの分野においては、専業主婦がキャリアとみなされるところもありますが、総じて賃金は高くありません。

専業主婦からの就職は、いくらいい大学を出て新卒で大手企業に入社し活躍していようとも、難しいものがあります。

専業主婦は、主婦歴が長ければ長いほど、就職市場が理解できていません
学歴が高く、一度はきちんとした会社に勤めることができた人ほど、ここのところを勘違いしがちです。

「あの銀行で働いていたし、慶応卒だから、選ばなければ仕事はあるだろう」などと考えていては、新卒の就活のときには見向きもしなかった中小企業から書類選考で落とされるようなことが続くごとに、自尊心は削り取られていくことになるでしょう。

専業主婦からの就職は、厳しい現実との戦いです。
以前働いていた職場と比べるとかなり落ちる条件の会社で働かなければならなかったり、専業主婦としての数年を軽くみられるような発言をされたりといったことがおこると覚悟しておくべきでしょう。

そういった覚悟なしに離婚を決めてしまった場合、後悔することになります。


3. 経済的に苦労する可能性がある


専業主婦からの就職を成功させることが難しいということはつまり、経済的に苦労することになりがちだということです。

そもそもですが、日本は男女間の賃金に大きな格差があります

日本はジェンダーによる差別が先進国でナンバーワンにひどい国です。

同じくらい働いたとしても女性は男性の7割程度の給与しか支払われていないことが統計データから明らかになっています。

それでもまだ正社員として就職できたら良いのですが、スキルもなく、外で働いた経験の短い女性の場合、契約社員や派遣社員、パートなど非正規労働につかなくてはならい場合があります。

非正規雇用は、多くは正職員と比べて給与が低く、また雇用が安定していません。

スキルアップが見込める仕事ならよいのですが、単純作業で給与が安く、そこで働いていることがキャリアとみなされることがない仕事だった場合、いつまでたっても低賃金で不当に搾取され続けることになるのです。

自分ひとりを食わせていくだけの給与があればいいのであれば、まだ低賃金で働きながら、空いた時間にスキルアップの勉強をすることは可能でしょう。

ですが、子供を育てながらだとそういった時間もとることができません。
専業主婦が離婚をすると経済的に困窮するリスクが高まるというリスクがあるのです。


仕事を見つけてから離婚する方がベター


今回は、専業主婦が離婚するデメリットについて解説してきました。

専業主婦をしていて、離婚を考えている場合は、離婚準備中に就職活動をしておくなど、離婚後の経済的基盤をしっかりと見つけておく必要があるでしょう。

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