盗聴器発見器「AR8600 MARK2」と「DJ-X8」のスペック表を公開

盗聴器発見器のスペックと探偵目線の評価

盗聴器発見器には色んな種類があります。
価格だけで言えば、数千円で購入できる機種から、数十万円の機種まで様々です。
どの盗聴器発見器を購入したら、盗聴器を見つけることができるのか、
その購入した盗聴器発見器を使いこなすことができるのか気になると思います。
そこで、盗聴器発見調査のプロが見た、盗聴器発見器の性能について
ご紹介したいと思います。
今回は、「AR8600 MARK2」と「DJ-X8」
という2機種の盗聴器発見器のスペック表をご紹介します。
盗聴器発見器の比較にも役立つスペックの見方を知ることもできるので、
下記のスペック表を参考にしてみてください。
AR8600 MARK2

スペック
広帯域受信機 | AR8600MARK2 |
---|---|
メーカー | AOR |
タイプ | デスクトップ |
対応周波数 | 100kHz - 3000MHz |
外形寸法 | 155(W) x 57(H) x 195(D) mm |
- AORの傑作器AR8600の後継機で、
100kHz〜3000MHzまでの周波数を受信できる。 - 本商品は無線交信等の音声を傍受するための機材。
- 「AM、NFM、WFM、NAM、WAM、SFM、USB、LSB、CW」
と多彩な受信モードの選択が可能。 (航空無線や漁業無線は「AM」、消防無線やタクシー無線は「「NFM」、FM放送やアナログテレビ放送の音声部分は「WFM」を使用) - TVコンバーターが内蔵で電波を映像に変換することでTVや
無線カメラ・盗撮カメラの映像をモニタに映し出すことが出来る。 - デジタル信号を受信するのには向いていないため、デジタル無線やデジタル盗聴器に対して有効度は低い。
解説
多彩な機能を備えたデスクトップ型だが、コンパクトな外装なので
持ち運びも出来る固定器です。
通常ハンディタイプの盗聴器発見器はあらかじめ設定した周波数をチェック
していく「スキャン機能」で無線を傍受するタイプが多い。
このAR8600 MARK2はスキャン機能に加え、下限周波数と上限周波数の2つを
設定してその周波数帯をくまなく探す「サーチ機能」もワンタッチで行うことが
出来る。
盗聴器に使用されやすい周波数帯をサーチ機能を使い、くまなく
チェックする事で、もれのない調査が行えます。
受信感度も非常によく、スキャン・サーチのスピードも速く多彩な機能を
備えているので上級者でも納得のいく製品です。
DJ-X8

スペック
広帯域受信機 | DJ-X8 |
---|---|
メーカー | ALINCO |
タイプ | ハンディ |
対応周波数 | 0.1MHz - 1300MHz |
- ALINCOから発売されたDJ-X7の後継機で、
100kHz〜3000MHzまでの周波数を受信出来る。 - 「AM、FM、WFM」の中から受信モードの選択が可能。
- メモリーチャンネルは初期設定時から966chがメモリーに登録済みなので、
電源を入れてスキャンボタンを押すだけですぐに受信が出来る。 - 受信機本体にテンキーが付いているので、操作性が高い。
- デジタル信号を受信するのには向いていないため、
デジタル無線やデジタル盗聴器に対して有効度は低い。
解説
初心者にも操作がわかりやすい「入門〜中級向け」のレシーバーです。
テンキー操作が難しい人には、付属カバーを取り付けてテンキーのない
仕様にも変更は可能です。
本受信機は標準タイプのほか、メモリーを関連周波数で埋め尽くした
「エアバンドスペシャル」と「鉄道無線スペシャル」も同価格で発売されています。
無線を傍受するハンディ器の中では受信感度も良く高性能なので、
マニアでも使用している人がいるコンパクトレシーバーです。
盗聴器発見器のスペック総評
盗聴器発見器2台のスペックをご紹介しました。盗聴器発見器には、プロ向けの扱いが難しい機種から、
初心者・中級者向けの操作の簡単な機種があります。
自分で盗聴器発見調査をやろうとするなら、
「DJ-X8」など価格が2万円前後の初心者・中級者向けの盗聴器発見器が適当です。
また、盗聴器発見調査をプロにお願いする場合、その業者が所有する
盗聴器発見器には、「AR8600 MARK2」並のスペックを持つ機種を
使う業者に調査を依頼するべきです。
今後、盗聴器発見器のスペックを調べる時、または、
盗聴器発見業者を選ぶ時は、ここでご紹介したスペック表を参考に
盗聴器発見器と業者を探してみてはいかがでしょうか。
その他の盗聴器を発見できる広帯域受信機につきましては、
下記のページを参照してください。

