人探し調査の費用と難易度は、情報の数が影響する
人探しの費用はいくら?手持ちの情報と人探しの難易度が費用に影響する
突然、家族や知り合いが失踪してしまったときに、自分で探し出すことはなかなか困難です。そうなってくると警察に捜査を依頼するか、興信所に依頼するかのどちらかになってきます。
しかし、警察は事件性がないと捜査をしてくれないこともあるので、そういった場合は、興信所に人探しを依頼する必要があります。
ここで気になってくることが、人探しの費用がどれくらいかかってくるのだろうかという点ですが、実は、手持ちの情報や人探しの難易度によって費用が変わってくることがあります。
そこで今回は、人探しの費用について解説していきます。
難易度の高い人探しとは?
人探しといっても色々なケースがあります。家出した家族を見つけて欲しい場合や、昔の恋人を探しているケースなど、様々な理由で興信所に人探しの依頼がされます。
同じ人探しの依頼でも、その内容によって探している人を見つけ出す難易度が変わり、それに伴ってかかる費用も大きく変わってくることがあります。
難易度が変わってくるポイントは次の3つです。
・失踪または音信不通になってから経過している時間
失踪または音信不通になってからどれくらい時間が経過しているのかで、調査の難易度が変わってきます。3日前に家出した家族を探すのと、20年前に生き別れた家族を探すのでは調査方法、調査範囲、調査時間と大きく変わってくるからです。
・失踪または音信不通の理由
自分の意志で失踪している場合、調査の難易度が上がります。探している人自身に、自分が探されている自覚があれば、できるだけ見つからないように行動している可能性が高いので、居場所を特定するための痕跡が少なくなってしまいます。
・探している人の健康状態
失踪した人物が精神疾患や認知症などの病気を患っているケースでは、調査が難しくなることがあります。日頃の行動から居場所を特定することが難しくなるためです。
手持ちの情報がどれだけあるかで調査時間が変わる
調査を依頼するときに、探している人に関する情報がどれくらいあるかでも最終的な費用が変わってきます。情報が多ければ、それだけ早く見つけられる可能性が高くなり、情報が少ない状態での依頼は調査が長引きやすくなります。
興信所の料金は調査時間に比例するので、依頼するときの情報量はそのまま費用に大きく関わってくることになります。
興信所に人探しを依頼するときには、事前に次のポイントについての分かる限りの情報をまとめておきましょう。
- 名前
- 生年月日
- 住所(現住所が分からない場合は、過去の住所など)
- 年齢
- 見た目の特徴(身長、体重、体格など)
- 写真(顔がはっきりと判別できるものと全身が写っているものなど複数枚)
- 携帯番号
- 車やバイクの車種やナンバー
- 通っている学校または職場の情報
- 友人関係や異性関係(住所やトラブルがなかったかどうか)
- 習い事や趣味
また、家出など自分の意志で失踪していることが分かっている場合、失踪した理由や目的も大事な情報です。
はっきりとした理由や目的が分からない場合は、最近変わった様子がなかったか、悩んでいることがなかったかなどを思い出してみてください。
どんな些細な情報が探している人の糸口になるか分からないので、できるだけたくさんの情報を探偵事務所に伝えておきましょう。
料金プランによってもかかる費用が変わる
調査の難易度や手持ちの情報以外には、どのような料金プランで調査を依頼するのかでもトータルの費用が変わってきます。興信所では大きく3つの料金プランに分かれています。・時間単価型プラン
調査員1名あたりの1時間ごとにかかる単価を設定している料金プラン
・パック料金型プラン
事前に決められている時間の中で調査を行う料金プラン
・成功報酬型プラン
事前に着手金を払い、残りの料金は調査が成功した場合のみに支払う料金プラン
手持ちの情報量が多く難易度の低い調査であれば、短期間の調査で済む可能性が高いので、時間単価型プランを選ぶことで費用を抑えることができます。
逆に、情報量が少なかったり、調査の難易度が高いなど、長期間の調査が予想される場合は、パック料金型プランを選んでおく方がお得になりやすいです。
また、探している人を見つけられる可能性が低い場合は、成功報酬型プランを選んでおくと、調査の成果に応じて料金を支払うことができます。
調査の難易度や手持ちの情報量に合わせて、最適な料金プランを選ぶようにすると良いでしょう。
人探しにかかる料金相場
人探しにかかる料金相場は、時間単価型プランで1日当たり3〜12万円ほどです。ケースによって実際の料金は変わってきますが、トータルで10〜30万円に収まるケースが多いようです。ただし、本人の意志で失踪していないケースでは、比較的早く見つけられるケースもあるので、10万円以下の料金で済むこともあれば、難易度の高い調査では50万円以上の費用がかかってしまうこともあるので、あくまでも料金の目安として考えてください。
人探しでは情報が大事
家族など身近な人がいなくなってしまった場合、どうしても慌ててしまう気持ちも分かりますが、緊急事態だからこそ、冷静になることが最も大事です。一刻も早く探している人が見つけられるように、分かっている情報を整理して、少しでも多くの情報を興信所に伝えられるようにしましょう。
人探しに関連する記事