盗聴されないための盗聴防止方法について

盗聴器を買うのは違法じゃない?盗聴防止で自分の身を守る方法

日本は安全な国だと言われています。
ヨーロッパや南米に比べると、スリなどの被害も少なく、
ある意味安全な国というのは本当でしょう。
ですが、「自分は被害者になることはないだろう」とたかをくくっているのは
危険です。日本でも数々の犯罪が行われています。
そして、犯罪を行いやすくするための機械も日々、進歩を遂げているのです。
犯罪を加速する機会のひとつに「盗聴器」があります。
テレビで見たこともある方が多いでしょう。今時は盗聴器といっても、明らかに目で見て判断できるものは少なく、
「コンセントと同化しているもの」「電卓の形をしているもの」「超小型なもの」
など多種多様です。
こういった盗聴器を利用して、盗難やストーキングなど、犯罪を犯そうと考えている人は多数存在します。「私は大丈夫」と被害者の多くは、実際に被害にあうまでは
思っていることが多いのです。
被害にあってから後悔しないためにも、盗聴を防止して、
自分の身を守るための知識を身に着けておきましょう。
盗聴器は誰でも簡単に手に入る。盗聴器の販売・購入は合法

盗聴器は、誰にでも簡単に手に入れることができます。
なぜなら、盗聴器を購入したり販売したりすること自体に違法性はないからです。
あなたに危害を加えようとしている人は、簡単に盗聴器を手に入れることもできる、ということを認識しておきましょう。
盗聴防止の方法
盗聴は、心掛け次第で防止することが可能です。盗聴防止の方法を解説していきます。
盗聴防止@ 部屋を整理整頓しておく

基本的なことですが、部屋を整理しておくことが盗聴防止の第一歩です。
モノが散乱している部屋であれば、盗聴器をしかける場所も多くなりますし、誰かが不法侵入したとしてもちょっとしたモノの配置の変化などには気が付くことができないでしょう。一方、モノがキチンと整理されている部屋の場合、盗聴器をしかける場所が難しくなり、盗聴防止に役立ちます。
盗聴防止A 部屋に人・モノを入れない

恋愛関係のもつれで、恨みをかったり、ストーカー化しそうな恐れがある人物を部屋にあげることは避けましょう。同様に、むやみに知らない人からプレゼントなどをもらうことも避けましょう。一見普通のプレゼントであっても、中に小型の盗聴器がしかけられている可能性があります。
盗聴防止B 定期的にチェックする

盗聴は、まったくされないことが望ましいですが、仕掛けられてしまった場合は早期発見が大切です。早期に見つけるためには、定期的に盗聴されていないか、を確認する必要があります。「盗聴発見器」を使用することも一案ですが、今回は、肉眼でチェックすべき、盗聴器がしかけられがちな場所についてご紹介します。
盗聴器が仕掛けられやすい場所
- ぬいぐるみ
- 時計の裏
- 机
- 換気扇
- エアコン
- テレビの裏
- 花瓶
- 絵/写真などの飾り
- 電気
- コンセント

盗聴器を見つけてしまった!外す前にすべきこと

盗聴防止策として、定期的なチェックを行っていたときに、盗聴器を発見した場合、どういった対応が正しいでしょうか?
一秒でも早く取り外したい!という気持ちは分かりますがちょっとまってください。
あまり知られていないことですが、盗聴器の除去は、
設置されている場所によっては国家資格が必要な作業なのです。
ですから、盗聴器を見つけたら、慌てず騒がず、警察に連絡しましょう。
探偵に依頼する、というのも一案ですが、普段探偵との付き合いがある人、
というのも少ないでしょう。
探偵事務所は玉石混交ですから、信頼できる探偵事務所とつながりがある場合のみ、探偵への依頼を選択肢に入れるとよいでしょう。
とにかく
- ・自分では外さない
- ・見つけた!と声を出さない
- ・専門の人(警察・探偵)に依頼する
「見つけた!」など声を出さない方がいいというのには理由があります。
盗聴器を部屋の中で見つけるなんて、人生にそう何度もある経験ではないでしょう。興奮する気持ちもわかります。ですが、盗聴器が取り付けられているということは、あなたが部屋の中で発した言葉を、その盗聴器を取り付けた犯人も聞いているという可能性があるということなのです。
犯人がどういった目的で盗聴器を仕掛けてのかは分かりませんが、場合によっては、証拠を隠蔽しようとあなたに危害を加えようとしてくるかもしれません。
くれぐれも盗聴器を見つけたことを犯人にさとられるような言動は控えましょう。
最後に
最初に述べたように、日本では「盗聴器を購入した」というだけでは
犯罪ではありません。
ですが、犯人があなたの家に不法に侵入し、盗聴器を設置した場合には、
住宅侵入罪で罪に問うことができます。ストーカー被害の場合も同様に、
盗聴に関して罪に問うことは可能です。
「同意のない盗聴」は、普段くつろげる場所であるはず家を、
不安で落ち着かない場所に変えてしまう、卑劣な行為です。
こういった行為の被害者にならないためにも盗聴防止をこころがけ、
また盗聴被害にあってしまった場合は、警察に届けるなど、
きちんとした対応を取りましょう。
