離婚の悩みを相談できる場所

弁護士だけじゃない！頼りになる離婚相談の相談先とは？

「離婚したいけど、子供のことはどうなるの？」
「離婚したいけれど、離婚に応じてくれない」
「離婚後の収入が心配」

離婚を決意した後も、この先どうなるんだろう、と不安になる方は多いと思います。そんなときに専門家に相談できたら安心ですよね。

今回は、離婚相談にのってくれる相談先について解説いたします。

離婚＝弁護士、と思われる方が多いかもしれませんが、実は、相談内容によって、多様な相談先が選べるんです。

これから離婚したいと考えている方、離婚について迷っている方は、ぜひ本記事を参考にして、専門家の意見を聞いてみてください。

離婚したい！と思ったら、誰に相談したらいい？

では、離婚相談の相談先を簡単に解説いたします。

一番手軽に相談できるのは、離婚経験者の友人でしょう。

離婚後の生活面の不安を愚痴ったり、離婚にまつわる書類の作り方など、簡単なものであれば経験者の友人に相談する、という手もあります。

離婚について迷っている方は、家族に相談してみるのも一案です。

離婚したいけれど、その後の生活のサポートをしてくれるのか、などを家族に探ってみることで、前向きな離婚の後押しをしてくれる可能性があります。



子供の親権や、慰謝料などで争う必要がある場合は、弁護士に相談するのがスムーズです。

慰謝料請求などは、弁護士を通さずにすることも可能ですが、相手が弁護士を付けてきた場合、相手がプロでこちらが素人ですと、損をしてしまうことにもなりかねません。

また、離婚にまつわる話し合いをしなければいけないけれど、なるべく相手と会いたくない、という場合でも、弁護士を通したやりとりにすることで、対面する回数を減らせる、などのメリットもあります。

弁護士に相談する場合は、無料で相談にのってくれる事務所と、初回の相談から有料の事務所、離婚を専門にしている事務所と、離婚関係の取り扱いの少ない事務所、などがありますので、きちんと
適切な弁護士を選ぶ必要があります。

「弁護士の知り合いもいないし、誰に相談すればいいのか皆目見当もつかない」と言う人は、ひとまず無料法律相談に問い合わせてみる、と言うのも一案です。

無料法律相談は都道府県や弁護士事務所、ネットサービスなどで電話やメールで離婚相談がしたい旨を伝えれば、適切な弁護士への取次やその場で簡単なアドバイスをしてくれるサービスもあります。

離婚を迷っている方、離婚にまつわる不安を誰かに相談したい方はまずは離婚カウンセラーに相談してみる、という方法もあります。

離婚カウンセラーは国家資格ではありませんので、一口に離婚カウンセラーといっても、人によってカウンセリング内容には幅があります。

専門性の高い離婚カウンセラーであれば、

「どの弁護士に依頼すればいいのか」
「離婚を回避するにはどうすればいいのか」
「離婚にまつわる簡単な書類の作り方」

など幅広い相談内容に対応しているようです。

協議離婚をしたい、と意志がかたまっている場合は、家庭裁判所に相談して、離婚を進める、という方法もあります。

「離婚したいけれど、途中で苗字が変わったりしてしまうし、子供に対しての影響が心配」という方もいらっしゃるでしょう。

そういった場合は、学校の担任の先生や、スクールカウンセラーに学校での対応などを相談されることをお勧めします。

専業主婦だった方が離婚される場合、気になるのは、今後の収入面でしょう。
離婚を決められた場合は、就職活動をハローワークを通じて行う、というのも一案です。

ハローワークには、これまで専業主婦だったけれど、離婚によって働きに出ることになった、という方が数多く相談に来られていますので、過去の就職事例なども教えてもらいながら就活の参考にすることができます。

離婚の原因が、パートナーからのＤＶによる場合などは、警察に相談してみましょう。

ＤＶを行うパートナーは離婚を切り出したらさらに暴力をふるってくる可能性があります。

最悪の場合、命に危険が迫ることもあり得ますから、無理はせずに、警察に暴力を受けていること、離婚をしたいと考えていることを相談しましょう。

「警察にそんな個人的なことを言っていいのか」と躊躇する必要はありません。
警察はそのような相談があった場合に、どういった対応をとればいいかきちんと研修を受けています。ＤＶがひどい場合などは一時避難できるシェルターを利用することもできます。

結局どこに離婚の相談をすればいいの？

これまで見てきた通り、離婚相談をできる場所は多岐にわたります。

大切なのは、自分がどういった状況で、どのような情報が必要なのかを見極めて相談先を決めることです。

離婚は人生を左右する一大事です。
後悔の無い離婚にするためにも、恥ずかしがらずに、周りの人を頼り、時には専門家に相談することを検討しましょう。