自分で盗聴器を発見する方法!盗聴器を見つけた時の撤去の方法

自分で盗聴器を発見する方法!盗聴器を見つけた時の意外な対処法

近年、盗聴器は年間に30万〜40万個販売されていると言われています。
かつては直接店舗に足を運ばなければ手に入らなかったものが、インターネット通販の普及で簡単に手に入るようになりました。
開発技術とともに盗聴器の性能が向上し、それと反比例するように価格が下がったことも、販売数の増加に拍車を掛けています。
また、折に触れてはテレビでも盗聴に関する番組を放送しており、情報収集がしやすくなった分、「自分は盗聴されていないだろうか?」と不安に思う方も多いかもしれません。
最近、こんなできごとはありませんでしたか?
- 見覚えのないものが家の中にある
- 放ったらかしていたはずなのに、コンセントの周りが妙にきれいになった
- その人には話していないはずのことを、知っている人がいる
- 空き巣に入られたのに、失くなったものがほとんどなかった
どれも不気味だな、と思われるのではないでしょうか。
この一覧のできごとは、どれも盗聴被害を受けているサインの可能性がある、と言われています。
特に一番最後の空き巣。最初に侵入したときに盗聴器をしかけておき、住人の生活習慣を把握した上でもっと大きな犯罪に及ぶという、下準備の犯行だったという例があります。
あやしいと思う予兆があったのなら、まずは自分でできる簡単な盗聴器探しを行ってみませんか?
ここでは、盗聴器の探し方を、誰でもできる簡単な方法からプロが使う本格的な方法まで、徐々にステップアップしながら紹介します。
また、盗聴器を見つけてしまった場合に、自力で撤去する方法も合わせて解説。
自分では思いつかなかったような方法もあるかもしれません。
この記事を参考に、まずはご自身で盗聴器を発見、撤去する方法を試してみてはいかがでしょうか?
盗聴器を自分で探すには?

盗聴器には、いくつかの種類があります。
その中でも目視で発見しやすいのは、コンセントに差し込むだけで設置ができるコンセントタップ偽装型です。
コンセントタップや延長コードのような見た目をしている盗聴器で、実際にタップとして使用もできます。
タップ型の盗聴器であれば数秒あれば仕掛けることができてしまいます。
ですから、自宅の訪問サービスや友達を招いた時、空き巣など、家に出入りをする機会さえあれば比較的簡単に盗聴器を仕掛けられてしまいます。
しかし、この形式の盗聴器は設置も簡単ですが、発見もそう難しくありません。
ベッドや食器棚の裏側などの隠れた部分に、設置した覚えのないコンセントタップや延長コードが刺さっていないか、目視確認することで盗聴器を発見することができます。
このようにわかりやすい大きさのものであれば目視で見つけることも簡単にできますが、そのほかの盗聴器には、極めて小型のものもあります。
ボタン電池サイズ(直径2.8cm、厚さ1.3cm)のものもあり、家具の隙間にでも放り込まれてしまったら、なかなか見つけることはできないでしょう。
そこで、目視で盗聴器発見できない場合は、次の方法で盗聴器を探します。

FMラジオの周波数をゆっくりと変えながら周囲を捜索をすると、どこかの周波数で部屋の中の音が聞こえてくるはずです。
このとき部屋の中と外の音を区別をするためにテレビや音楽を鳴らしておき、ラジオから聞こえる音の大きさを頼りに設置されている場所を特定します。
目視とラジオで見つけることができなかった場合は、次は盗聴器発見器を使用します。
ネットショッピングではたくさんの盗聴器発見器が販売されていますが、数千円の安価なものはあまりおすすめできません。
使い方はラジオと同じで、部屋の中の音を区別する為にテレビや音楽を鳴らしながら部屋の捜索を行ないます。
1万円以上する盗聴器発見器であれば誤作動もなく通常のアナログ式の盗聴器であれば見つけることができるでしょう。
市販の盗聴器発見器はアナログ盗聴器の特定の周波数にしか対応していないので、全ての盗聴器を見つけることができるわけではないという点に注意しなければいけません。

盗聴器発見器は自分で購入することもできますが、レンタルで借りることもできます。
盗聴器発見器など、トランシーバーや無線機を販売しているお店でレンタルを行っていることがあります。
また、盗聴器発見業者の中にも、業者が使う機材を格安でレンタルしてくれるところもあり、それらのレンタルを利用すれば、業者に匹敵する高性能な盗聴器発見器を使うことができます。

見つからなくて不安なら、探偵や盗聴器発見業者に依頼する

もし自分で盗聴器発見器を使用しても盗聴器を見つけることができなかった場合はどうすればよいのでしょうか。
自力の調査では盗聴器がないか不安が残るのであれば、探偵や、盗聴器発見業者に依頼しましょう。
プロの業者はテレビでよく見かけるハンディ器のほかに、大型の固定器と呼ばれる専用機材を使用します。
数種類の盗聴器発見器を的確に使い分け、デジタル盗聴器やステルス盗聴器と呼ばれる特殊な盗聴器も、見落としなく発見してくれます。
盗聴器発見調査では、高性能の機材を使いこなす知識や技術だけではなく、盗聴器を捜索する経験も必要です。
少しの不安も残したくなければ、盗聴器発見のプロへ依頼することをおすすめします。
盗聴器を見つけたらどうする?

盗聴器は、取り外しが簡単な物なら、自分で撤去することが可能です。
例えば、
- ・壁のコンセント差込口に刺さっているコンセントタップの盗聴器
- ・ぬいぐるみの中やボールペンなどの小物に偽装された盗聴器
これらは自分で撤去できる盗聴器です。
一方で、自分では撤去できない盗聴器もあります。
例えば、
- 壁のコンセント内部のスイッチボックスに仕掛けられた盗聴器
- 自宅に備えた電話回線、またはインターネット回線に仕掛けられた盗聴器
これらの場所に仕掛けられた盗聴器を撤去しようとすると、「電気工事士」や「電気通信設備工事士」などの資格が必要です。
盗聴器の撤去に必要な資格については、下記のページで詳しくご紹介しています。

自分で盗聴器を見つけることができても、撤去できない場所に盗聴器が仕掛けられていた場合、電気工務店に依頼して盗聴器を撤去してもらうなどの対応が可能です。
しかしまずは、警察に通報することをご検討ください。
また、上の項目で触れた探偵や盗聴器発見業者は、盗聴器を発見したときの対処についてもよく知っています。
業者が盗聴器を発見した場合は、適切な対応について調査員に相談してみることをおすすめします。
