不審者対策で効果があるのは? 子供を守る不審者対策
夜道では「ストーカー、変質者、通り魔、ひったくり」など危険な不審者と呼ばれる人物に遭遇する可能性があります。
「子供が不審者に遭遇してしまったらどうしよう」
「最近、家の周りを知らない人が徘徊していて心配」
そんな風に防犯に不安を感じている方も多いでしょう。
今回は、効果のある不審者対策について解説していきます。
お子さんがいらっしゃる方や、防犯対策を強化したい方はぜひチェックしてみてください。
不審者対策で子供に伝えておくべきこと
まずは、お子さんに「知らない人にはついていってはいけない」と強く言い聞かせておく必要があります。
ここでポイントなのは、「知らない人とはどういった人か」を明確にしておくことです。
たとえば、登下校にいつも挨拶してくれるおばさんや、公園で一緒になるお姉さんなどは、素性が分かりませんが、顔見知りであるため、子供にとっては「知っている人」と認識している場合があります。
「住んでいるところや、名前、家族などについて知らない人には、知らない人」だと伝えておく必要があります。
また、子供にたいして「不審者には気を付けてね」と言っても、不審者とは何かを理解することはできません。
できるだけ具体的に不審者とはどういった人のことかを説明しておく必要があります。
不審者の特徴として
「一方的に見つめていて、こちらが視線を向けると目をそらす」
「うろうろと自宅の周りをうろつき、中の様子をうかがっている」
「公園など公共の場所のベンチなどに座り、住宅の様子をうかがっている」
「顔を見られることを怖れて、サングラス・マスク・帽子などで顔を隠している」
が挙げられます。
知らない人・不審者についての知識を子供に伝え、また、連れ去られそうになった場合の行動についても伝えておきましょう。
不審者に連れ去られそうになった場合「大きな音を出す(大声を出す・防犯ブザーをならす)」
「安全な場所(交番・コンビニなど)に逃げ込む」などの行動を起こすように伝えておきましょう。
また、車で追いかけられた場合、車はすぐに方向転換することが難しいため、進行方向とは逆向きに走るとよい、という情報も伝えておきましょう。
不審者に遭遇したときはどうすれば良いか?
- 1. 人がたくさんいるところまで走って逃げる
- 2. 大声を出す、防犯ブザー、催涙スプレーを使う
- 3. 家族に電話をかける
- 4. 子ども110番の家に駆け込む
1. 人がたくさんいるところまで走って逃げる
不審者に遭遇したら、絶対に立ち止まってはいけません。後ろから不審者が付いてきているなら角を曲がった瞬間人通りの多いところまで全速力で走ってください。
歩く進行方向に不審者を発見したらUターンしてその道を引き返してください。
不審者に近づかないことが事件を未然に防ぐことに繋がります。
2. 大声を出す、防犯ブザー、催涙スプレーを使う
不審者に遭遇した場合、恐怖で大声を出せない人もいるかもしれません。そのためには防犯ブザーを携帯しておきましょう。
催涙スプレーは使う場面を間違えると相手を感情的にさせる恐れがあるので逃げるための最終手段として使ってください。
3. 家族に電話をかける
不審者に今まさに追われているというときは家族に電話をかけてください。あなたのことを一番親身に思ってくれる人に電話をして場所と状況を伝えて助けを求めましょう。
110番にかけても警察はマニュアルどおりの対応しかしてくれず、瞬時に現場に到着することはありません。
4. 子ども110番の家に駆け込む
不審者に合ったときに逃げ込める子ども110番の家がどこにあるか調べておきましょう。一般家庭だけでなく会社などの企業も協力してくれているところはあります。
不審者にあった時に適切に対応してくれる大人がいないと精神的トラウマが大きくなります。
不審者を見つけて警察に通報するときの注意点!
事件や事故で110番に通報すると「何があったか?」と
「場所」は必ず聞かれます。
住所がピンポイントでわかれば良いですが、番地まで性格にわからなければ大体の住所と近くの店舗や建物名を伝えてください。
不審者の「性別」「年齢」「身長」「髪型」「顔の特徴」「体型」「服装」「持ち物」「行動」がわかれば特定しやすいので特徴を確認しておきましょう。
もし怪我や盗難の被害にあっていなくても不審者の被害に合った場合は警察には通報してください。
犯人は付近で同じような犯行をしている可能性があるので、通報が遅れると犯人逮捕も難しくなります。
名前と住所など聞かれますが、言いたくなければ匿名で通報する事も可能です。
些細な不審者情報でも警察に連絡することが事件の早期解決や未然に防ぐことにも繋がります。