災害に遭ったときに備えて、災害時に必要な物や準備しておくべき物とは
災害のために準備しておきたいこと!万が一の備えとは
地震や火事、津波など、自然災害・人災ともにいつ巻き込まれるかは誰にも分かりません。
「自分だけは大丈夫」と思いがちですが、実際には、
誰にでも災害に巻き込まれてしまう可能性はあるのです。
今回は、思わぬ災害に巻き込まれたときに、
慌てないための必要最低限の準備について解説していきます。
基本知識としてチェックしていただければと思います。
災害が起こる前にする4つの準備
1 家具の配置など
日本はとても地震が多い国です。
地震が発生したら、家にあるなんの変哲もない家具が凶器に変わってしまうことがよくあります。
地震では、多くの方が、タンスなどの大型家具の下敷きになったことから命を落とされています。
ですから、大型家具は転倒しないように、
壁や床などに固定しておくことが望ましいと言えます。
また、家具の配置にも気を使いましょう。
子供は自分の身を守ることがまだ難しいですから、子供部屋には凶器に変わってしまいそうな家具はなるべく置かないようにしましょう。
また、大人の寝室にもなるべく置かない方がいいと言えるでしょう。
家具の配置に関しては、倒れたときに部屋のドアが塞がれてしまうようなところには置かないように工夫しておきましょう。
タンスについては、床をストッパーで固定、天井川をポール式器具で固定するなど、二箇所固定しておくと安全です。
テレビも重く凶器化しやすいので要注意です。粘着マットの上にテレビを置いて転倒を防ぎましょう。
また、裏側をワイヤーなどで壁に固定しておくとさらに安心です。
冷蔵庫についても裏側をワイヤーで固定しておきましょう。
見落としがちなのは、本棚や窓です。本棚から重ための本が飛び出してきて凶器になってしまう可能性もあります。
重ための本は上ではなく、下の方に置くなど工夫しましょう。
窓ガラスは、割れると簡単に凶器になってしまいます。できれば強化ガラスに変えておきましょう。
強化ガラスに変えるお金や手間がもったいない、という場合は、
飛散防止フィルムを張っておきましょう。
フィルムを張っておくと、窓ガラスが割れてもガラスが飛び散る心配はありません。
2 食料・水など
災害に備えて、寝室などのすぐ手がとどくところに、懐中電灯を置いておくと良いでしょう。
また、食料や水など、最低限のものは備蓄しておきましょう。
具体的には、
- 飲み水3日分(ひとり1日3リットル計算)
- 非常食(ビスケット、乾パン、チョコレート、など保存ができてすぐに食べられるもの)
- トイレットペーパー
- カセットコンロ
- ろうそく
また、飲み水とは別に、
トイレのあとを流すための生活用水も用意してあると便利です。
水道水をいれたポリタンクを用意したり、お風呂の水を張っておくなどして、災害に備えておきましょう。
また、非常用の食料などを持ち出すための、持ち出し用バックも忘れずに用意しておきましょう。
非常時には、両手が使える方が便利ですから、リュックサック型のバックが良いでしょう。
非常用持ち出しバックには、
- 飲み水
- 食料品
- 貴重品(通帳、実印、現金、保険証)
- マスク
- 薬(常備薬、消毒薬、頭痛薬、絆創膏など)
- 軍手
- 懐中電灯
- 下着
- 服
- タオル
- 携帯ラジオ
- スマホの充電器
- 携帯トイレ
- ミルク(乳児のいる家庭)
- 哺乳瓶やおむつ(乳児のいる家庭)
3 家族の安否確認方法
災害にあってしまったとき、家族の安否確認がとれないととても不安になってしまいます。
何か災害が起こったときい、どのように連絡をとるのか、どこに集合するのか、
について家族で情報共有をしておきましょう。
災害時はスマホがつながりにくくなる場合も多々あるので、その場合は、
災害用伝言ダイヤル(171番)を利用する手もあると家族で確認しておきましょう。
災害用伝言ダイヤルは、局番なしで、171とかけることで、伝言を録音できるサービスです。自分の電話番号を知っている人だけが伝言を再生することができます。
また、災害用伝言板を利用することも可能です。
4 避難場所や避難経路の確認
災害が起こったとき、どこに避難すればいいのか、どういった避難経路で避難すればいいのか、瞬時に回答が出せない場合が多々あります。
いざ災害が起こったときに慌てないためにも、避難場所や避難経路は事前に確認しておくのが望ましいでしょう。
まずは、お住まいの自治体のHPや、国土交通省のハザードマップポータルサイトなどから、防災マップを入手しましょう。
そこには、避難場所・避難経路についての指南が書かれています。
最後に
今回は、災害が起こる前に準備しておきたいことをご紹介しました。
災害に巻き込まれたら、パニックになってしまい、冷静な判断ができなくなることは少なくありません。
できるだけ慌てずに冷静に対処するために、事前の準備を怠らないようにしましょう。
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