ストーカーが盗聴器、盗撮カメラを仕掛ける目的は?
ストーカーはその人の全てを知りたいという欲求に駆られます。
初めは異性に対する密かな恋心から始まったはずが、その行動は徐々にエスカレートしていきます。
特に自分の思いに相手が答えてくれなかった場合は、「好きな感情」と「憎しみの感情」が入り混じって正常な判断が出来ない状態になります。
「自分は相手のことをこんなに想っているのにわかってくれない」「自分の気持ちに答えてくれない相手が悪くて自分は悪くない」
と言った言葉はよく聞きますが、相手の気持ちを全く無視した自己中心的な発言です。
ストーカーになる人には共通して、「自分がストーカーという自覚がない」「悪いことをしている自覚すらない」という深層心理がうかがえます。
その自分勝手な理由で待ち伏せや付きまとい行為を行い、盗聴・盗撮行為、時には傷害・殺人事件といった重大犯罪にまで手を染めてしまいます。
過去にストーカー事件で盗聴器や盗撮カメラが使用された事例
事例1
元地下アイドルがファンからプレゼントされたもの中に盗聴器が仕掛けられていた。
プレゼントを送った犯人は50代男性で、数年間盗聴されていた可能性がある。
事例2
20代女性の住むアパートのコンセント内部に盗聴器が仕掛けられていた。
犯人はそのアパートの大家の男性で、その女性がタイプだったという理由で盗聴器を仕掛けた。
事例3
20代女性がストーカーに盗撮されているかもしれないと被害を警察に相談する。
ストーカー男はスカート内にスマートフォンを差し入れているところを逮捕された。
事例4
遠隔操作できるアプリを盗難防止のためといって元交際相手の女性スマートフォンにダウンロードした。
個人情報が漏れていると感じた女性が警察に相談する。
音声記録、通話履歴、位置情報、写真・動画などをインターネットで盗み見たとして「不正アクセス禁止法違反罪」で男が逮捕された。
ストーカーに遭わないためには?
ストーカー気質のある人に対しては思わせぶりな態度はしてはいけません。
あなたが好意を持っていると勘違いして妄想を膨らませるので、もしそういうことがあればはっきり伝えてあげることも大切です。
言いたいことが言えずに我慢してしまう性格の女性はストーカー被害に遭いやすいという統計もあるので気をつけるようにしましょう。
もし気付くのが遅れてストーカー化したあとであれば、すぐに警察に相談してください。
ストーカー犯罪は、対応が遅れると重大事件に発展する恐れがあるので、少しでも危険を感じたら早めの対策を試みましょう。