実際に起きた盗聴事件から盗聴の手口と盗聴器の隠し場所を公開!
盗聴器が発見された場所の統計を見ると、
「自宅で発見されることが多い」ということがわかります。
利用された過去の事件から盗聴器の種類や隠し場所を推測すると
- 天井裏の電気系統部分に盗聴器が仕掛けられている
- 電源コンセント内部にクリップ式盗聴器が仕掛けられている
- 3つ口コンセントタップ型の盗聴器が部屋の奥の目立たない
コンセントに指されていた - モジュラージャック型盗聴器を使用して電話が盗聴されていた
といったものがあります。
ここに上げたのはほんの一例で、発見されていない盗聴器を含めるとかなり件数があることが予想されます。
盗聴器が隠されている可能性が高いと言われている場所は
- コンセント周り
- 照明器具周辺
- 電話回線
- ぬいぐるみや置物の中
- ベッド周辺
- 観葉植物の周り
今は簡単にネットで購入することができて、使用方法も丁寧に解説されていますので身の回りに盗聴器があってもおかしくないと言えます。
盗聴行為に気づいても犯人は逮捕されない
世間で盗聴の犯行がニュースには取り上げられることはほぼありません。
専門の業者に依頼して盗聴器が見つかることはありますが、犯人を捕まえることが難しいのが現状です。
盗聴器に指紋が残っていない場合が多く、指紋が残っていたとしても指紋だけでは犯人と断定出来ません。
家族やパートナーの犯行も多く、盗聴器が仕掛けられているのがわかっても追求することで「逆上されるのが怖いからそのままにしてほしい」といったパターンもあります。
日本では盗聴行為自体を取り締まる法律がありません。
現在の法律では、盗聴器を仕掛けるために無断で侵入したことによる「住居侵入罪」が適用されますが、家族やパートナー、友人ならば「住居侵入罪」にはなりません。
他には盗聴した内容を第三者に漏らすと「電波法違反」になり、電気の無断使用の「窃盗罪」などの罪に問われます。
盗聴被害の実態
盗聴器は年間約30万〜40万個ほど売買されていると言われていて、盗聴器の種類もさまざまなタイプが出回っています。
年間の販売個数から分かるように自宅や街中など、盗聴器はいたるところに仕掛けられている可能性があります。
従来のアナログ式盗聴器だけではなく、
・「デジタル式盗聴器」
・「リモコン式盗聴器」
・「スクランブル盗聴器」
・「ボイスレコーダー式盗聴器」など
これらの盗聴器は通常の盗聴器発見器では見つけることが出来ません。
発見が報告されているのは見つけるのが比較的容易であるアナログ盗聴器が多く、まだ発見されていない盗聴器が何万とあることが予想されます。
盗聴器が仕掛けられていた場合、盗聴器発見器さえ用意すれば誰でも会話を盗聴することが出来ます。
世の中には盗聴マニアと呼ばれる人たちがいて、街中や他人の部屋に仕掛けられてる盗聴器を探してその音声の傍受を趣味にしている人もいます。
もし部屋に盗聴器が仕掛けられていた場合、仕掛けた犯人だけではなくそういった盗聴マニアにまであなたの会話が聞かれてしまうということなので、仕掛けられた盗聴器をそのままにしておくと言うのは思っているより危険な行為にあたります。
盗聴から派生するさらに大きな被害にあわないために、取り外しを行うときも専門業者に相談して今後の対策をたてる必要があります。